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株式会社プレイド、MongoDB Atlas と Google Cloud で
消費者行動のインサイトを強化

PLAID HERO

業種

コンピュータソフトウェア、SaaS

製品

MongoDB Atlas

ユースケース

リアルタイム分析

導入開始

2015 年
概要

データ活用をシンプルに

企業が成功するためには顧客を知ることが不可欠です。しかし、顧客の行動を深く理解するには、多大な時間と膨大なデータの分析が必要となります。株式会社プレイド(以下「プレイド」)は、その課題の解決をめざして 2011 年に設立されました。プレイドの CX(顧客体験)プラットフォーム KARTE を主軸とする製品ラインは、インターネットをはじめとする顧客接点のユーザーデータを収集・分析し、顧客の行動や反応に関する深く直感的なインサイトを抽出します。プレイドの製品を利用する企業は、インサイトによって顧客を深く理解し、効果的な顧客体験をリアルタイムで提供できます。

KARTE は、ビジネスを支援する多数の機能を備えています。例えば、KARTE Insight は、独自のリアルタイム分析エンジンを使用して、ユーザーの行動に基づいた推薦アクションを瞬時に提案します。また、KARTE Datahub は、企業内外に分散する顧客データを統合し、全ての接点を詳細に可視化します。

プレイドでは、こうした膨大な量のリアルタイムデータを管理・精査するために、従来のリレーショナルデータベースに代わる柔軟なクラウドベースのデータベースを必要としていました。
課題

データベースの管理負荷を軽減し、顧客価値に注力したい

プレイドは、MongoDB を利用し、柔軟で迅速、堅牢なドキュメントデータベース基盤を構築することで、多様な種類のデータや大規模データを扱う KARTE ソリューションの大部分を支えてきました。しかし、最近になって開発チームは、開発スピードやサポートレベルを向上させ、真のマルチクラウド機能を実現するために、Google Cloud 上の MongoDB Atlas への移行を検討し始めました。また、開発者やサイト信頼性エンジニア(SRE)がデータベース管理にかかる手間を減らし、顧客価値の創出に専念できるよう、よりアジャイルで柔軟に対応できる環境を整える必要がありました。

プレイドでシニアアーキテクトを務める松井大騎氏は、次のように述べています。「自社ホスト型のデータベースを使用していたときは、SRE が必要に応じてデータベースを構築・運用していました。しかし、エンジニアやデータベースの数が増えるにつれ、構築や運用にかかるコストも増え、管理が難しくなってきました。サービスの発展にともない、運用負荷が増し、サービスに求められる安定性も厳しくなり、少人数の SRE チームでは問題への対処が困難となっていました。」

さらに、プレイドは、データインフラを複数のクラウドにデプロイする必要もありました。これまで、クラウドごとにデータベースの構成・管理・拡張に関するベストプラクティスを把握しておく必要があり、時間と手間がかかっていました。プレイドは、これらの課題を解決し、業務の簡素化・効率化の図るために、新たなプラットフォームへの移行を検討していました。
ソリューション

唯一のマルチクラウド対応ドキュメントデータベースサービス

プレイドは現在、自社のコアデータベースを Google Cloud 上の MongoDB Atlas へ移行する作業を進めており、新たなクラスタはどれも最初からクラウド上に作成されています。

開発グループは Terraform を導入することで、SRE チームに頼ることなく、必要に応じてクラウド上で迅速に MongoDB データベースをスピンアップできるようになりました。フルマネージドサービスにより運用が容易になり、データベースの管理や拡張も自分の裁量で行えるようになりました。現在、このシステムは毎秒数万件の読み書きに対応しています。

さらに、プレイドは、Google Kubernetes Engine、Google Cloud Engine(GCE)、Anthos、Cloud BigTable、BigQuery など、Google Cloud のさまざまなサービスやツールも活用できるようになり、自社のサービスを強化しています。
効果

高速化、安定性、開発者の負担軽減

マルチクラウドのデータベースプラットフォームを導入したことで、プレイドでは、柔軟性が高まり、コスト削減や運用負荷の軽減、安定性の向上、パフォーマンスの改善が実現しています。エンジニアはデータベースクラスタの管理に多くの時間と労力を費やす必要がなくなり、開発スピードが向上しました。

MongoDB Atlas を導入したことで、開発チームはデータベースのクエリをより的確に理解して最適化し、その知識を共有できるようになりました。これにより、データ構造の改善が促進され、効率の向上にもつながりました。ビルトインのアラート機能とパフォーマンス分析機能を利用することで、エンジニアはインシデントに発展する前に問題を迅速に把握・診断できます。また、MongoDB Atlas は、バージョンアップやバックアップなどの運用タスクも自動化するため、SRE の運用負荷がさらに軽減されました。

その効果として、開発者は貴重な時間をより多く確保できるようになりました。「MongoDB Atlas に移行したことで、MongoDB の運用負荷が軽減され、重要度の高いタスクに専念できるようになりました。」と松井氏は述べています。プレイドでは、MongoDB Atlas への移行により、データベース管理の負担が軽減され、開発者は新機能の開発や顧客価値の創出に注力できるようになりました。これにより、ビジネスの成長が加速しています。
「MongoDB Atlas に移行したことで、MongoDB の運用負荷が軽減され、重要度の高いタスクに専念できるようになりました。」

株式会社プレイド シニアアーキテクト 松井大騎氏

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